全国地域包括・在宅介護支援センター研究大会(札幌)に参加して

社会福祉法人グリーンアルム福祉会
グリーン在宅介護支援センター
管理者  柳沢 玄

去る10月11日、10月12日、町田副理事長より声をかけていただいたのがきっかけで札幌にて行われた第32回地域包括支援・在宅介護支援センター研究大会に参加して参りました。
当法人は通常の居宅ケアマネの仕事以外に在宅介護支援センターとしての仕事も行っており、地域包括支援・在宅介護支援センター協議会の長野県組織である長野県高齢者福祉事業協会にも会員登録しているところ。その縁あって長野県の研修会などには参加していました。
二日に渡る大会では、講演や各地域での実践報告等が行われました。それぞれの現場実践報告も、「どのような問題意識で行われたのだろう」「誰とどのような調整をしたのだろうか」「事業評価としてそのような評価で良いのだろうか」「自分たちにもできるだろうか」などと当事者意識をもって聞いてみるとまたいろいろと学べるものがあります。しかし中でも印象に残ったのはやはり兵庫県立大大学院の香取照幸特任教授の講演でした。第二次ベビーブーム世代が高齢者となる2040年までにどのように社会が変わってゆくか。それを見据えてどう社会保障を考えるか。一人暮らしで身寄りがないどころか他人と。風邪の受診もままならない。目の前にいる方たちは明日の自分の立場かもしれない。我々の仕事も変わらざるを得ないかもしれません。
今まで何度か全国規模の大会などに参加してみましたが、普段と異なる空気を吸うと日々の仕事も別の角度から見られて新鮮な気持ちになります。他の地域の方たちとの懇親会もあり、どこも頑張っているんだなと思ったり、自分たちもまんざらでもないんじゃないかな?と思ったり。
大変有意義な機会でした。当法人は研修会など積極的に支援してくれるので、皆さまもまた参加の機会があれば活かしていただければ良いと思います。